長野公園新聞 2014冬号(長野公園新聞記事内容ご紹介)


長野公園

大阪府営5公園:久宝寺緑地 住之江 住吉 長野 石川河川公園の情報サイト

長野公園新聞 2014冬号(長野公園新聞記事内容ご紹介)

  • 2014年12月24日(水) 15:23 JST

長野公園では、落葉樹の樹々から葉が落ち、最も冷え込む冬が到来しました公園内では、落葉樹の樹々から葉が落ちるため、野生の鳥たちの姿を観察しやすくなるため、双眼鏡を片手に自然の鳥たちを見に来ることもおすすめです。

奥河内さくら公園(長野地区)みどりの広場の八角形では、新年を迎える雰囲気作りのために、12月のこの時期に葉牡丹が植えられています。葉牡丹はアブラナ科の多年草で、園芸植物として鮮やかな葉を鑑賞され、冬の公園を彩るほか、門松の添え物にも利用されます。長野公園に植えられている葉牡丹は、河内長野の花農家さんが育ててくれた、大きさも見事な葉牡丹です。

長野公園の豊かな自然環境は、冬でも皆さんを楽しませてくれるとおもいます。寒い中でも、園内の小さな息吹を感じに、長野公園に遊びに来てはいかがでしょうか?

 

 

冬の長野公園でみられる植物

長野公園新聞 2014冬号

ヤツデ/ウコギ:奥河内さくら公園(長野地区) 散策路など

長野公園新聞 2014冬号

ナンテン:奥河内さくら公園(長野地区)事務所附近など

長野公園新聞 2014冬号

スイセン:奥河内あじさい公園(河合寺地区)桜広場など

長野公園掲示板

公園観察ガイド(参加費無料)

緑あふれる長野公園には昆虫や鳥類など様々な生き物が生息しており、自然散策や夏休みの自由研究にはもってこいのフィールドです。そして、長野公園では昆虫の専門家である生き物好きのスタッフによる公園観察ガイドを実施しています。

公園観察ガイド(参加費無料)

「これはどんな虫、生き物?」と思った方、長野公園の自然を知りたい方、お気軽にご連絡ください。

都市公園長野公園管理共同体 長野公園管理事務所
河内長野市末広町581-1
TEL:0721-62-2772 FAX:0721-62-2810
時間:9:00~17:00(観察ガイドはスタッフ在駐時のみ) 駐車場:なし 
料金:無料 休み:なし 予約:事前申し込み要(1週間前まで)

 

 

長野公園で見られる生き物たち

長野公園新聞 2014冬号

フクロウ   (Strix uralensis)

全長50~60cm前後の大型のフクロウ類。北海道~九州に留鳥として生息し、日本には4亜種が分布している。定住性が強く、よほどのことがない限り同じ場所に留まるが、巣立った幼鳥には移動性があることがわかってきている。全体的に白斑の入った褐色で胸腹部側は白地に褐色紋が入る。ハート形に見える顔盤が特徴。雌雄同色で雌の方がやや大きい。平地から亜高山帯までの里山や森林、農耕地などに生息する。

繁殖期は2~4月で、主に大木の樹洞に営巣し繁殖するが、他の鳥の古巣などを再利用することもあり、巣箱もよく使う。夜行性。肉食性でネズミ類や小鳥類を主に捕食するが、モグラや昆虫類なども捕食する。夜に「ゴホウ ゴロスケ ゴッホウ・・・」と鳴くが、警戒していると犬のような鳴き声で威嚇することもある。

近年、繁殖可能な樹洞のある大木の減少や里山の荒廃による採餌環境の悪化で数を減らしつつあり、大阪府レッドリストでは準絶滅危惧種に指定されている。写真は筆者の自宅付近(河内長野市内)で撮影した個体。長野公園では全地区で鳴き声を確認しているが、奥河内もみじ公園内(延命寺地区)で繁殖が確認できている。

 

 

河内長野ふくろうの森プロジェクトについて 第二報

長野公園新聞 2014冬号

今年度の長野公園新聞夏号で紹介させていただきました『河内長野ふくろうの森プロジェクト』について紹介させていただきます。

今年度の春からスタートしたふくろうの森プロジェクトですが、年度当初に計画していたイベントや巣箱の設置作業など着々と活動を進めてきました。イベントでは市内の公共施設を会場として市民を対象とした巣箱の作成教室を開催し、フクロウの巣箱や小鳥類の巣箱を作成しました。巣箱の設置の前段階として市内のフクロウの生息場所調査も行っており、その一環として河内長野市の広報にフクロウの鳴き声または生息情報を募集する記事を掲載しました。現在、市内各地のフクロウの生息情報が集まりつつあります。

9月までに寄せられた情報を参考に、10月・11月に巣箱の設置を行いました。巣箱の設置と言っても小鳥のように簡単ではなく、フクロウが好みそうな樹種や飛び回るのに支障のなさそうな環境などを選んで巣箱を設置するため意外と苦労します。また、フクロウの巣箱は大型で重いため運んだり、架けたりするのも大変です。

長野公園新聞 2014冬号

イベント等で作成した巣箱は長野公園を含め既に11ヶ所に設置済みです。フクロウの保全のため詳しい設置場所は公表できませんが、長野公園内では奥河内あじさい公園(河合寺地区)に1ヶ所、奥河内天野キャンプの森(天野山地区)に2ヶ所設置しています。また、繁殖を阻害しないよういずれも人目につきにくい場所に巣箱を設置しています。もし、公園内で巣箱やフクロウを見つけられてもそっとしておいてあげてください。

もうすぐ繁殖期なのでこれからの季節は無事繁殖できるようなるべく刺激しないように見守っていきたいと思います。

※巣の取り付け作業は、管理者の許可を得た上で、木登り及び巣箱設置の熟練者が実施しております。絶対に真似しないでください。

 

 

ながのこうえん最新情報:日本の国蝶 オオムラサキ

ながのこうえん最新情報:日本の国蝶 オオムラサキ
※オオムラサキの成虫

もうすぐ寒い冬がやってきますね。冬場は昆虫など多くの生き物が越冬する時期でもあり、少し寂しい季節でもあります。かといって全く見れないわけではなく、探そうと思えばどこでも発見できます。冬場の楽しみの一つとして越冬昆虫を探すというのがあります。以前、長野公園新聞の冬号でも紹介させていただきましたが、公園や雑木林などの木の下に溜まっている落ち葉や朽木などを探すと越冬している昆虫を発見できます。

ここ長野公園では日本の国蝶であるオオムラサキの幼虫を見ることができます。オオムラサキの幼虫は冬になり、落ち葉がたまるようになると植樹のエノキから降りて落ち葉の裏で越冬する習性があります。そのため、植樹のあるエノキ周辺の落ち葉を探せば見つけることができます。ただ、落ち葉の裏にはオオムラサキと近い仲間のゴマダラチョウの幼虫も越冬していることがありますので必ず見つかるわけではありません。また、オオムラサキは近年生息環境の悪化などが原因で準絶滅危惧種の指定されており、乱獲しすぎると絶滅の恐れがあるため研究以外の目的では見つけても観察するだけにしましょう。

ながのこうえん最新情報:日本の国蝶 オオムラサキ
※オオムラサキの幼虫

昨年度に公園内のある場所でオオムラサキの幼虫を探してみたところ、1本のエノキの周辺か100頭前後の幼虫を発見したことがあります。興味があるのでどれくらい見つかるかわかりませんが、今年も調べてみようと思います。身近にオオムラサキの生息場所があれば、冬の楽しみにぜひ調べてみてはいかがでしょうか。

 

 

冬だからこそキャンプ場!

冬だからこそキャンプ場!

長野公園は府営公園で唯一キャンプが楽しめる公園です。奥河内天野キャンプの森(天野山地区)では2サイトのキャンプ場があり、それぞれ広々とした敷地でキャンプやバーベキューを楽しむことができます。(1サイトおよそ30名程度でご利用できます)

いよいよ冬の到来。外で過ごすには寒い時期ですが、バードウォッチングをしたり、星空を楽しむなどの楽しみもあります。キャンプ場で冬の楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか?

キャンプ場の予約方法

  • 料金は1サイト1日3,500円(一泊二日だと7,000円となります。)
  • キャンプ場は事前予約が必要です。予約は、長野公園管理事務所にて受け付けております。
  • 予約の際には、押印が必要となりますので、必ず、印鑑をお持ち下さい。
  • 料金のお支払いに関しては、利用する当日に、長野公園管理事務所までお支払いに来ていただきますようよろしくお願いします。