住吉公園サクラだより
住吉公園のサクラについて
住吉公園のサクラは、ほとんどの樹種がソメイヨシノで植栽されています。ソメイヨシノの寿命は一般的に60年ほどといわれますが、住吉公園のサクラはどれも老朽化が進み、危険な状態の木が多くみられ、平成26年(2014年)から専門家の診断による樹木調査を行ってきました。調査結果を受けて大阪府鳳土木事務所と協議を行い、中長期的なサクラの更新計画を進めていくことにしました。
老朽化が進んだサクラの状況
- 傾斜木
- 多樹種との競合による衰弱化
- 密植による衰弱
- 踏み固めによる衰弱
- きのこや腐朽菌、こぶ病の蔓延による樹木の衰退
危険木として確認されたサクラのうち、お花見までに桜広場のサクラを伐採!
サクラのつぼみが日ごとに膨らみ、もうすぐお花見シーズンです。今年は暖冬もあって、例年より早めに咲き出すことでしょう。お花見シーズンの桜広場は、お花見やバーベキューを楽しまれる方で賑わいます。危険木として確認されたサクラは、枝折れだけでなく、幹から倒れる危険性は十分にあります。皆さまに安全に楽しんでいただくため、とくに桜広場の危険木については、優先的に伐採せざるを得ない状況でした。皆さまの深いご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
※危険木には写真のような表示がしてあります。
住吉公園の魅力ある景観づくり
長年にわたり、サクラおよび付近の他樹種の生長とともに、日照条件や密度等の環境が悪化し、樹勢が弱まったことで枝垂れた状態が、かえって開花期には美しい景観をつくりだすという状況にありました。
このたびのサクラの更新にあたり、府民の皆さまにとって誇らしげに感じていただけるよう、健全で美しく咲く住吉公園のサクラを取り戻し、魅力ある景観づくりを進めていきます。
住吉公園さくらサポーターの発足
サクラの更新や魅力ある景観づくりには、来園者をはじめ地域の皆さまのご理解とご協力は欠かせません。住吉公園サクラの景観づくりを計画段階から皆さまに関わっていただき、サクラについて皆さまとともに学ぶ場をつくり、ともに愛情を持って育てていくことで、進めていきたいと思います。
住吉公園さくらサポーターとは?
住吉公園 桜広場の美化活動や苗木の植え付け、サクラの見守りなどを行っていただきます。住吉公園が主催するサクラ勉強会への参加や、活動日時をとくに指定せず、参加人数にこだわることなく、おひとりからでも参加できるなど、多様な活動とします。また、一度でも参加いただいた方は、住吉公園さくらサポーターとして登録させていただき、勉強会などのご案内をさせていただきます。
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