“駅前子ども教室” 地下の生き物調査 レポート


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“駅前子ども教室” 地下の生き物調査 レポート

  • 2015年5月20日(水) 09:09 JST

“駅前子ども教室” 地下の生き物調査 レポート

“駅前子ども教室” 地下の生き物調査 2015年5月17日

河内長野市青少年育成課と共同実施イベント「駅前子ども教室」の5月分を開催しましたので報告いたします。

皆さん、地面の下にも生き物が生息していることはご存知でしょうか。今回は地下の生き物調査ということで長野公園内の地面の下にはどんな生き物が生息しているかを調べました。

参加者が予定よりも多かったので午前と午後の部に分けて行いました。調査場所は2ヵ所。園内の花壇と林縁部です。

“駅前子ども教室” 地下の生き物調査 レポート
“駅前子ども教室” 地下の生き物調査 レポート
 

調査方法としてそれぞれの場所をスコップで掘り、集めてきた土を篩いでふるって土壌中の生き物を白色パットに落として採集しました。採集した生き物は大まかな分類群ごとに分けて記録しました。

結果、花壇では午前10種群、午後8種群の生き物が採集され、林縁部では午前17種群、午後23種群の生き物が採集されました。午前午後の部いずれも花壇では少なく、林縁部では多い結果となりました。

また、採集された種類を見ると花壇ではセンチュウ類が多く他の生き物が少なかったのに対し、林縁部では全体的に種類が多く、アリ類をはじめ多くの生き物が採集された結果となりました。これらの結果から人工的に作った花壇では生物相が単純になる傾向があり、自然のままの土壌がある森林では生物相が豊かになる傾向があることが考察されました。

“駅前子ども教室” 地下の生き物調査 レポート

採集する前に子どもたちに花壇か林縁部のどちらに生き物が多いかを聞いてみたところみんなそろって林縁部の方だと答えていました。

しかし、自分で想像するのと実際に調べてみるのでは結果が異なることもありますので自分で実際に見て調べることがいかに重要であるかを知る良い機会であったと思います。

かなり好評だったので来年度もぜひ行いたいと思います。