久宝寺緑地しんぶん Vol49(久宝寺緑地 新聞記事内容ご紹介)


久宝寺緑地

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久宝寺緑地しんぶん Vol49(久宝寺緑地 新聞記事内容ご紹介)

  • 2022年6月 6日(月) 08:00 JST

久宝寺緑地しんぶんイメージ
※撮影:苞山 吉夫様

Vol49

プールオープン
7/16(土)~8/28(日)
※コロナの状況により、中止になる場合があります。
開催状況についてはホームページにてお知らせしますので、
ご確認をお願いいたします。

 

利用者満足度調査Webアンケートに ご協力お願いします。

回答者には抽選で久宝寺緑地特製 ハンディファンをプレゼントします。
QRコードからアンケートフォームに つながります。

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この木なんの木?気になる木!

センダン(栴檀)

センダン科 センダン属 落葉高木
別名:オウチ(楝)、アミノキ、金鈴子(きんれいし)、千珠(せんだま) 花期:5〜6月

初夏の頃になると毎年「あの薄紫の花が咲いている樹はなんという樹ですか?」と問い合わせが必ずあります。緑の樹々の間に一本の樹だけが、満開の桜のように薄紫色の小さな花をいっぱい咲かせています。あまり多くの人に認識されていない樹なので、普段からそこにある事すら意識されていないのでしょう。だから突然に咲いた満開の花をみて、急に好奇心が目覚め名前が知りたくなるのだと思います。センダンと聞くと誰もが知っていることわざ、『センダンは双葉より芳し』の、あの「センダン」ですかと皆さんおっしゃいます。諺になっているのは香木の白檀のことです。よく間違えられますね。

中国では「ビャクダン」のことを「栴檀」と書きます。インドでは「チャンダナ」と呼ばれ、中国に伝わって「チャンタン」(栴檀)と呼ばれ日本に伝わった際、「栴檀」(チャンタン)を「センダン」と読み間違えたようです。センダンは元々日本にある樹です。日本では古くは「オウチ」と呼んでいました。

センダン(栴檀)

センダンの名前のいわれ

多数の実が枝についているようす。千の珠、千珠(せんだま)が変化したという説。他には、江戸時代滋賀県の三井寺では「オウチ」の実に因む「千団子祭り」という行事があります。その千団子(センダンゴ)の部分を三井寺が「栴檀」と書いたのでみんなが白檀の別名であるインド産の「栴檀」と混同してしまったらしいのです。

「センダン」(オウチ)は、万葉の時代から人々が愛した植物。万葉時代には、オウチは霊力が憑依する聖なる樹と尊ばれました。古くはオウチ(楝:古典かなづかいでアフチ)と呼ばれ、開花時期には花を鑑賞したそうです。(花期5〜6月)『万葉集』や『枕草子』などの古典文学にも登場する、日本人には馴染み深い植物なのですね。

『万葉集』に読まれている歌 “妹が見し 楝の花は散りぬべし わが泣く涙 未だ干しなくに(巻5-798)

意味:妻が見た楝(あうち)の花はもう散ってしまうでしょう。私の涙はまだかわくことがないのに。補足:奥様を亡くした大伴旅人(おおとものたびと)の気持ちになって、山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ歌のひとつです。

『枕草子』の中で清少納言は、”木のさま難げなれど、楝の花いとおをかし。かれがれにさまことに咲て、必ずも五月五日にあふもをかし“と書いています。新暦では5月末から7月初旬頃まで。センダンの花期がその頃です。その頃は、菖蒲や蓬などと共に軒に挿したり、身に付けたりして身を清めていたようです。現代の風習にある、菖蒲湯や、菖蒲と蓬の枝を束ねて屋根に乗せる等、今も生きている風習です。

現代では、唱歌「夏は来ぬ」(明治29年)4番の歌詞は『楝散る、川辺の宿の』で始まります。この歌の作詞家、佐々木信綱は万葉学者だそうです。さすがですね。 「夏は来ぬ」

1番 卯の花の、匂う垣根に、時鳥(ホトトギス) 早もき鳴きて、忍び音もらす、夏は来ぬ。♪
4番 楝(オウチ)散る、川辺の宿の、門遠く、水鶏(クイナ)声して、夕月すずしき、夏は来ぬ。♪

余談:インド産の「センダン」(白檀)は、双葉の時から芳しくはないそうです。古いインドのお経に『「センダン」は双葉の頃から芳しいのではなく、成長して大きな木になると香気が出るのだ』とあるが、オーバーに『すでに双葉の頃から香気が出る』と誤り伝えられたのを、平家物語の作者が本気にした為らしいです。

久宝寺緑地では「センダン」の樹は、東地区新エリアの「あいあい広場」西側とスケートボードエリアの向かい側に2本ずつあります。北地区では水辺広場に2本の若い樹、もくもく元気広場バスケットゴール近くに1本の樹があります。春は新芽の緑、初夏には花、夏には涼しげな葉っぱの形が、秋には緑の実と黄葉、冬には枝に残ったまんまるなお団子のような実。センダンの魅力を存分にお楽しみいただけます。木の実が落ちた後は、干からびて中の種の形がわかるようになります。星形になっているのが面白いですね。ちなみに、実には毒がありますが、ヒヨドリたちには大丈夫のようです。

 

ハッピーアースデイ大阪

ハッピーアースデイ大阪

3年ぶりのイベントが3月27日に行われました。

アースデイ(地球の日)は4月22日、毎年アースデイの期間では、世界各地で持続可能な社会を表現する、自由なイベントやアクションが行われています。代表も規則もなく宗教や政治、人種などの垣根を越えて誰もが自由に地球環境を守る意思表示をする国際連携行動です。

ハッピーアースデイ大阪は、日本初の学生主体のアースデイ実行委員会として2010年から大阪で活動し、環境問題や社会課題などを考えるアースデイイベントをさまざまな形で行なっています。

 

毎日を気軽にできるアースデイに!
最近よく耳にするSDGsって?日本語で言うと持続可能な開発目標の事。
私たちがどのように取り組めるのか?
分かりやすくハッピーアースデイで発表してくれました。

毎日の中でちょっとした意識からでも可能、自らのこととして考えてみましょう。

  • 買い物はエコバックを使いましょう。
  • 買い過ぎは控えましょう。
  • 食べ残しの出ない様にしましょう。
  • 節電 節水 ゴミの分別 心がけましょう。

SDGs

私たちがこの地球で住み続けられるためには、今の暮らし方を変える必要がある。2030までの17の目標

 

 

ニシオジロビタキ写真展

久宝寺緑地に昨年秋頃から来ていた旅鳥。たくさんの人たちを、愛くるしい姿で魅了した人気者。ヨーロッパ東部からシベリアまでのユーラシア大陸に分布する。日本では稀な旅鳥として全国各地で観察されています。

分類はスズメ目ヒタキ科。全長約12センチ。秋から翌年4月頃まで滞在して、また旅立っていくのです。かわいい姿を楽しんでください。

写真提供:西原義人、神田操(敬称略)

ニシオジロビタキ
ニシオジロビタキ
ニシオジロビタキ
ニシオジロビタキ
ニシオジロビタキ
ニシオジロビタキ

 

日本ユニセフ協会へ寄付しました

日本ユニセフ協会へ寄付しました

令和2・3年度、ご来園者の皆様よりお寄せいただきました募金とピンコロクラブ様からの募金を合わせて、29,373円を日本ユニセフ協会へ寄付させていただきました。

 

食物連鎖?

人間を含むすべての生き物の、食べる食べられる関係が鎖のようにつながっていることを、食物連鎖と言います。
その一部のハリガネムシはどのように連鎖が繋がって生きていくのかを調べてみました。

ハリガネムシとは
類線形動物門 ハリガネムシ網(線形虫網)ハリガネムシ目に属する生物の総称。

ハリガネムシはじつは.....。気持ち悪いと言わないで!
川や森の生態系にとって大事な役割を果たしているのです。

カマキリやカマドウマなどの肉食昆虫に寄生する生物のお話です。

カマキリのお腹がプックリしていたら、お腹の中にハリガネムシが入っていることがあります。水たまりでのたうちまわる黒いヘンテコな生き物を、見たことがある人もいるでしょう。あれが、カマキリのお腹から出てきたハリガネムシなのです。

2021年秋、公園インフォメーションに連れてこられたハラビロカマキリは、飼育ケースの中で少しも落ち着かず、餌をあげても見向きもしませんでした。

ハラビロカマキリは元々お腹がぷっくりタイプのため、気付かなかったのですが、数日経過してだんだん衰弱し、バランス感覚がなくなりよく倒れるようになりました。

もしやと疑っていたら、衰弱していくカマキリのお尻からもしやのハリガネムシが出て出てきたので、後から考えてみて納得したのです。

ハラビロカマキリは樹上性のカマキリなのに道路脇の草むらを歩いていたのですから、お腹の中のハリガネムシに操られ、池の方に歩いていく途中だったのでしょう。

宿主にしていたカマキリが飼育ケース内では、ハリガネムシは一番の目標を達成できなかったわけです。

ハリガネムシには申し訳ないのですが、水辺に行けず、干からびたままの姿でインフォメーションで食物連鎖の説明標本として、お役目を担ってもらうことになりました。

ハリガネムシよ、ごめんなさい。

 

ハリガネムシのことを知っている人は多いけど、食物連鎖のはなしやハリガネムシの生き方が分かると「気持ち悪かったけど見方が変わった。」といってくれます。

ハリガネムシに対する偏見を解くために、そして、この地球上に存在するものすべて、要らないものはないということを知るために。

ハリガネムシの一生

寄生虫であるハリガネムシが川や池に飛び込ませたカマキリやキリギリスやカマドウマ類は大型の魚たちの餌になることで、水生昆虫があまり食べられなくなります。水生昆虫が水の中の藻を食べてくれて藻がが増えるのを抑えてくれるのです。ハリガネムシがいなくなると大きな餌を食べる魚が、大量に水生昆虫を食べ、藻がはびこり水が汚れてくるのです。

自然のサイクルには無駄がないということ。自然って大切ですね。だからハリガネムシは生態系のバランスを守ってをいることになるのですね。

 

カマキリの里親さん達

カマキリの里親さん達

昨年秋10月の暖かい朝の事です。インフォメーションのカマキリに会いに来たお客様から、「小さいのが生まれていますよ」と知らされ驚いて駆けつけるとなんと、夏から飼育していたオオカマキリの飼育ケースの中から、小さなカマキリの赤ちゃん達がわんさか出てきてるではありませんか。通常なら春過ぎる頃に孵化するはずの卵から、続々とおチビさん達が……。大変です!急いで保護しないと!

季節外れの孵化は、カマキリ達には生きるための餌昆虫がいないので、人工飼育にたよるしかありません。肉食昆虫なので生きた虫、タンパク質が必要です。爬虫類用の人工餌やヨーグルト等、でもやっぱり生き餌が一番。あれこれ考え、残酷ですが、兄弟が、まずの餌になるのでしばらく様子を見て、生き残った子達を数匹ずつのグループ飼育に切り替えました。

その頃、ニッポンバラタナゴの件で繋がりができていた、きんたい廃校博物館の方の協力で30匹余りを引き受けていただけたのです。

少し落ち着いた11月、またしても別の卵からも孵化。お手上げ状態になる訳にいかず、生かせる命を守りたい一念で、フェイスブックでカマキリの里親になってくれる人を募ったのです。なんと12人も の方々が、引き受けてくださいました。

里親さんたち、その節は大変なことを引き受けて下さり本当にありがとうございました。
年齢幅も広く、幼い人から小学生、中学生、大人まで12人の方々が里親さんになってくれました。里親体験から感じたことがその人の心に大切なことを育むことになったと思っております。

この度のしんぶん掲載については、フェイスブックで声をかけさせていただき、結果4人の方の感想を代表して掲載させていただきました。インタビュー内容は下記の通りです。
①里親になろうと思ったきっかけは? ②どんな事を体験しましたか? ③カマキリの子育てをして思ったこと感じたことは?

HYさん 中学3年生
HYさん 中学3年生
①友達に誘われて。
②小さい幼虫の時の餌やりが大変だった。
③良い経験になった。やった事ない事だらけだったけど、楽しかった。
HAさん 中学3年生
HAさん 中学3年生
①昆虫好きだから。弟がカマキリが好きだから。
②脱皮、餌やりどちらもたいへんだった。脱皮の時、下に落ちたのを助け、脱皮を手伝った。なかなか食べてくれなくて、人工餌を口まで持っていったりと。やりがいがあった。
③生きることの難しさを感じた。餌捕りの上手な子と下手な子がいること。
UFさん 小学3年生
UFさん 小学3年生
①友達に誘われて。
②小さい幼虫の時の餌やりが大変だった。
③良い経験になった。やった事ない事だらけだったけど、楽しかった。
きんたい廃校博物館スタッフ なまずんさん
きんたい廃校博物館スタッフ
なまずんさん
①秋に生まれてしまうなんて外に出したら死という運命しか辿れない。野外に出すことができないなら、人間の手で育ててあげるしかない!と思った瞬間ビビッときましたね。これは八尾の生き物を守る私達の運命だと。
②博物館に展示させてもらっています。小さい時は可愛いと愛でてもらい、大きくなった今では餌やり体験をしてもらっています。
③カマキリにも個性があること。怖がりで小さな餌しか食べない子、ヤンチャで大きな餌に挑む子等、それぞれの性格があるのはとても面白く、見ていて可愛いです。

お礼:公園インフォメーションで飼育していたカマキリたちの為に、いつもエサのバッタを捕まえてきてくださった方たちに御礼申し上げます。ありがとうございました。感謝致します。

飼育していたカマキリたちのその他の卵は、冬の間にカマキリの生息エリアに帰しています。自然界で自然に生まれるように。

 

久宝寺緑地イベントカレンダー

参加費:無料(一部有料)

新型コロナウイルス感染症拡大防止に向け、開催予定のイベントが中止・延期になる場合がございます。開催状況については随時ホームページにてお知らせしますので、ご確認をお願いいたします。

シャクヤク園 写真・絵画展

シャクヤク園 写真・絵画展

来園者から募集したシャクヤク園に関する作品を展示します。

  • 日時:6/11(土)~6/26(日)まで
  • 場所:久宝寺緑地 北地区・インフォメーション

 

七夕まつり
~久宝寺緑地の天の川に願いをかけてみませんか?~

七夕まつり

ネットにしつらえた天の川飾りの掲揚

  • 日時:6/24(金)〜7/7(木)まで
  • 場所:久宝寺緑地 中地区 花の道

 

久宝寺緑地で打ち水大作戦!

久宝寺緑地で打ち水大作戦!

大人も子供もいらっしゃい!
水鉄砲を持って集まって、みんなで水鉄砲合戦を行います。
水鉄砲の貸し出しもあるよ。

  • 日時:8/2(火)・8/9(火)・8/16(火)
    午後1時半〜午後2時半
  • 場所:中地区 硬式球場前
  • 料金:無料

 

久宝寺緑地みどり塾

専門分野で活躍する講師達による植物や自然についてのワークショップ等

  • 場所:ボランティアルーム
  • 10時〜11時半
  • 事前申込要 みどり塾の申込は、開催日の1か月前から受付ます。
  • 6/19(日)楽しく新しい挿し木技術を学ぼう
    参加費(材料費含む)300円
  • 7/17(日)親子でつくろう「水草アクアリウム」
    2種類の水草アクアリウムをつくります。

    1種類の場合は1000円、2個セットで2000円。(材料費含む)
    ※大人一人での参加も可
  • 8/21(日)蓼藍の収穫体験と藍の生葉染め
    参加費(材料費含む)1,500円

 

ノルディックウォーク講習会

  • 第1日曜日 13:30~15:00
  • 6/5、7/3、8/7
  • 集合場所:スポーツハウス
  • 参加費:1,000円

ノルディックウォーキングをマスタートレーナーに基礎から習ってみよう!
美しく歩くために必要な体感とインナーマッスルに効かせるコツをお教えします。
すっきり姿勢が美しい“キレイな歩き方”を目指しましょう!

 

川原ウォーキング(事前 電話予約)

川原ウォーキングで姿勢改善&歩行能力UP!

  • 第2月曜日 8:30~9:30
  • 6/13、7/11、8月はお休みです
  • 集合場所:インフォメーション前
  • 参加費:500円/レンタルポール:500円

背筋ピーンで一生涯自分の足で歩くために転倒しにくい体づくりに取り組みましょう!2本のポールを使った効果的な歩き方をインストラクターに教わります。

 

久宝寺こうえんマルシェ

久宝寺こうえんマルシェ

地元の農業を応援したい!毎月第4日曜は久宝寺緑地マルシェを開催!
公式サイト「久宝寺こうえんマルシェ」

  • 6/26(日)・7/24(日)・8/28(日)
    午前10時~午後4時/場所:北地区 風の広場付近
    ※8/28のみ午後3時~午後7時
  • マルシェ 大阪産(もん)近郊農産物、無添加食品および加工品の販売
  • アート、クラフト作品の展示及び販売、その他の物販、ワークショップ
  • 福祉事業所の授産商品

 

レッツ久宝探検隊

集合場所:久宝寺緑地 中地区 花の道 料金:無料

  • 6/26(日)樹名板をつけよう
    午前10時~正午まで
    樹木の名前を知り、オリジナルの樹名板を作ろう。
  • 7/23(土)セミのふ化観察会
    午後6時半~午後8時
    セミの生涯を知り、生態と命の大切さを学ぼう。
  • 8月は、お休みです。

 

ピンコロクラブ

  • 日時:第2土曜日:うんどう教室/第4土曜日:うんどう習慣日
    10時半〜11時半
  • 場所:北地区 健康広場

介護に頼らない、自立した生活を送るためのお手伝いとして、生活にかかわりの深い4種類の運動に、準備運動、整理運動を加えたうんどうプログラムを、トレーナーが教えてくれます。そして習慣日には、習慣化する ために楽しくトレーナーと一緒に質問しながら運動しましょう。