長野公園

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長野公園新聞 秋号(長野公園新聞記事内容ご紹介)

  • 2013年9月12日(木) 13:14 JST

長野公園新聞 秋号:紅葉イメージ

ご存知の方も多いかもしれませんが、長野公園は、各5地区の名称が変更になりました。長野地区:奥河内さくら公園、河合寺地区:奥河内あじさい公園、延命寺地区:奥河内もみじ公園、天野山地区:奥河内天野キャンプの森、観心寺・丸山地区:奥河内楠公の里です。それぞれの特徴を表した名称ですので、ぜひごひいきにお願いいたします。

さて、今年の夏は雨が少なく、暑い日が続いておりますが、長野公園では、様々な生き物の営みを感じることができます。この春より、河内長野市教育委員会青少年育成課と協働の取り組みとして、「駅前子ども教室」を毎月実施していますが、この教室の中で、長野公園の自然環境をより楽しんでいただくために自然観察会を行うなど、子どもたちに自然環境について知ってもらい、また、楽しみながら学んでもらう取り組みを進めています。

また、これに合わせて、誰でも気軽に自然環境について知っていただくために、長野公園の昆虫の専門家で生き物好きのスタッフが、長野公園をつきっきりでガイドする「公園観察ガイド」の取り組みを始めています。

まだまだ暑い日が続き、涼しい秋が待ち遠しいですが、秋の名所と言えばやはり奥河内もみじ公園(延命寺地区)です。山全体を覆うモミジの紅葉は非常に美しく、毎年、多くの方に利用していただいています。また、奥河内さくら公園(長野地区)のモミジもキレです。紅葉の木々を見ながら、長野公園の自然を観察する「公園観察ガイド」をご利用いただくのも良いかと思います。

秋の空気を満喫しに、長野公園に遊びに来ませんか?

長野公園に生息する危険動物についてのご紹介

長野公園は豊かな自然に囲まれ、様々な生き物たちが生息していますが、同時に私たちの命を脅かしかねない危険な生物も生息しています。当公園では来場者の方々に安心して公園を利用していただくため、危険な生物は発見次第駆除を行っています。今回は長野公園に生息する危険生物を知っていただくために種類や生態、生息場所について詳しく紹介していきたいと思います。

 

ヘビ類:長野公園には7種のヘビ(環境が良い証拠)が生息しており、そのうち毒をもつ種類としてニホンマムシとヤマカガシの2種が生息しています。

ニホンマムシ

Gloydius blomhoffi

ニホンマムシ  Gloydius blomhoffi

体長40~80cmでクサリヘビ科の中型のヘビ。体が太くて短く、三角形状の頭部が特徴。全体的に褐色で銭型の斑紋をもつ。北海道~九州に分布し、平地から山地の湿った場所に生息する。夜行性で夜間に活発に活動し、小型の哺乳類や両生爬虫類を捕食する。卵を胎内で返す卵胎生で子どもを産む。ハブの2倍以上の毒性をもつ出血毒を有し、毒の量は少ないが危険。性質は臆病で近づきすぎない限り噛みついてくることはない。生息地の環境悪化により近年各地で減少しつつある。

 

ヤマカガシ

Rhabdophis tigrinus

ヤマカガシ Rhabdophis tigrinus

体長70~150cmでナミヘビ科のやや大型のヘビ。全体的に褐色で黄色や赤色、黒色の斑紋が並ぶが地域によって個体差がある。本州~九州に分布し、平地から山地の水辺に生息する。カエルが好物で主に両生類を捕食する。卵生で数十個の卵を産む。ハブの約10倍の毒性をもつ溶血毒を有し、血清も少ないため非常に危険。マムシとは異なり、奥歯に毒牙があり、深く咬まれない限り毒が注入されることはない。首の頸腺にも毒があり、威嚇の際に毒液を飛ばしてくることもある。目に入ると失明の危険性もある。性質は基本的におとなしい。餌であるカエルの減少とともに各地で減少しつつある。

 

節足動物類:節足動物とは昆虫やクモ、ムカデなどの動物類です。長野公園にも昆虫をはじめとした多くの節足動物が生息していますが、特に危険なのはスズメバチ類とセアカゴケグモです。

スズメバチ類

Vespa属・Vespula属

スズメバチ類 Vespa属・Vespula属

体長10~45mmでスズメバチ亜科に属する総称。日本には16種分布するが、関東以南には8種が分布する。現在、長野公園ではオオスズメバチ、ヒメスズメバチ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ、キイロスズメバチ、クロスズメバチの6種が生息している。いずれの種もミツバチと同様に社会性の昆虫であり、大きな巣を作る。一部の種を除いて基本的に攻撃性が非常に強く、強い毒をもつ。また、複数回刺された場合アナフィラキシーショックで死亡する可能性もある。刺されないようにするためには、①巣に近づかない。②黒い服装や香水などを身に着けない。③襲われたら姿勢を低くする。④9~10月は特に興奮しやすい時期であるため野外での活動に注意する。刺された場合、手やポイズンリムーバーで毒液を抜き、流水で患部を洗ったのちすぐに病院で受診する。

 

セアカゴケグモ

Latrodectus hasseltii

セアカゴケグモ Latrodectus hasseltii

体長10mm前後(オスは5mm前後)でヒメグモ科に属するクモ。オーストラリア原産の外来種で1995年に大阪で見つかって以降各地へ広がっている。全体的に黒色で腹部の背面に赤い模様があるのが特徴。都会や市街地の側溝裏や自動販売機の下など地面に近く、乾燥して暖かい場所に巣を作る。α-ラトロトキシンと呼ばれる神経毒をもつ。毒性は強いが日本国内で死亡例はない。咬まれないようにするためには、①側溝のふたや自動販売機の下などクモの巣が張っていそうな場所に手をいれない。②見つけても素手で触ったりしない。咬まれた場合、流水で患部を洗ったのちすぐに病院で受診する。

 

 

長野公園最新情報

まだまだ暑い日が続いていますが、暦の上では秋となりました。秋といえば、モミジをはじめとした樹々の紅葉の季節です。長野公園の紅葉といえば、なんといっても奥河内もみじ公園(延命寺地区)のモミジの紅葉です。延命寺地区は南河内の紅葉の名所として知られており、晩秋には山全体がモミジの紅葉に被われ、その景色の有り様は「みごと」の一言に尽きます。また、延命寺境内には「夕照の楓」と呼ばれる、樹齢1000年以上とも言われるモミジがあります。これは、府の天然記念物に指定されています。(昭和45年2月20日指定)

秋のやわらかい日差しに照らされている見事なモミジの紅葉を楽しみに、奥河内もみじ公園(延命寺地区)に来てみませんか?

奥河内もみじ公園(延命寺地区)
※上の画像をクリックすると拡大します。

奥河内もみじ公園(延命寺地区)へのアクセス

  • 南海高野線…三日市町駅より南東へ2.4km
  • 南海バス…神ヶ丘口停留所より東へ800m

※園内に駐車場は設置されておりません

 

 

とぴっくす「昆虫採集のすゝめ①」

昆虫採集のすゝめ①「昆虫少年」

皆さんは「昆虫少年」という言葉をご存知でしょうか? 今では死語になりつつありますが、昔は竹で作った網を持って昆虫を追いかけている少年たちがそう呼ばれていました。近年、テレビゲームなどの普及による野外で遊ぶ子どもの減少やペットショップなどで容易に手に入ることもあり、「昆虫少年」は絶滅の危機に瀕しています。

昆虫採集の魅力は何と言っても自分の力で虫を取ることや色々な場所を探検する楽しさにあります。また、虫を取るために考えて工夫したり、採集した虫を図鑑で調べたりすることで知識も身に付きます。昆虫記で有名なファーブルをはじめ、様々な分野の偉人と呼ばれる中には幼少期に「昆虫少年」だった人たちが少なくありません。

そんな昆虫採集の魅力を知っていただくため、当公園ニュースでは昆虫採集の仕方や標本作成の方法について今後連載していきたいと思います。また、長野公園では「昆虫少年」であり、昆虫の専門家であるスタッフが在駐し、自然観察会や標本の作製講座などのイベントを催しています。

皆さんもぜひ「昆虫少年」になって生き物の世界を探検してはいかがでしょうか。

 

 

長野公園掲示板

秋色みっけ♪流域子どものまつり残暑は続きますが、暦の上ではもう秋、お祭りの季節ですね。そして、ここ長野公園でもお祭りが開催されます。題して<秋色みっけ♪ 流域子どものまつり>。南河内の2つの流域の自然で活動する市民団体が集まり、自然や生き物が大好きな子どもたちを育て、応援し地球とつながるきっかけ作りをコンセプトに森と川での自然観察会や体験ブースなどを実施します。自然や生き物と触れ合う活動に興味のある親子や大人の方、お気軽にご参加ください。
※大雨・暴風時には中止いたします。

①流域わくわく体験(定員40名)<参加費無料>

【前半】ウォーキング:9:30~10:30
長野公園付近をウォーキングし、観察会に向けて自然を見る目のウォーミングアップ

【後半】自然観察会 :10:30~12:30
森と川のチームに分かれて、それぞれの自然観察を専門家指導のもと行う

 

②各団体の体験ブース出展:12:30~15:00<参加費無料>

南河内で活動している市民団体の活動展示や木工作品作りなどの体験ブース

秋色みっけ♪流域子どものまつり

  • 日時:2013年9月23日(月)9:30~15:00
  • 主催:南河内ほわ~っと流域ネットワーク
  • 共催:私の水辺南河内地域交流会実行委員会 / 都市公園長野公園管理共同体
  • お申込:長野公園管理事務所(0721-62-2772) 担当 大門・川井まで

 

公園観察ガイド

緑あふれる長野公園には昆虫や鳥類など様々な生き物が生息しており、自然散策や夏休みの自由研究にはもってこいのフィールドです。そして、長野公園では昆虫の専門家である生き物好きのスタッフによる公園観察ガイドを実施しています。「これはどんな虫、生き物?」と思った方、長野公園の自然を知りたい方、お気軽にご連絡ください。

 

公園観察ガイド<参加費無料>

都市公園長野公園管理共同体 長野公園管理事務所
河内長野市末広町581-1
TEL:0721-62-2772 FAX:0721-62-2810

  • 時間:9:00~17:00(観察ガイドはスタッフ在駐時のみ)
  • 駐車場:なし
  • 料金:無料 休み:なし
  • 予約:事前申し込み要(1週間前まで)

 

キャンプ場の予約状況はインターネットで閲覧可能です!