長野公園

 2018年2月23日(金) 07:55 JST

長野公園新聞 2017秋号(長野公園新聞記事内容ご紹介)

以下の2017年秋の公園新聞記事にて延命寺地区での紅葉などを紹介させていただいておりますが、

現在、延命寺地区をはじめとした地域で台風21号による影響による土砂災害や倒木などの被害が確認され、園内の一部の地域で安全確保のため立ち入り禁止と通行制限処置を実施しております。

ご理解とご協力を頂けますようお願い申し上げます。

台風21号の影響による立ち入り制限のお知らせ

 

立秋が過ぎ、暦の上では秋。それでもまだまだ残暑が厳しいですね。しかし、今年は例年と比べて季節の移りが少し早いようで日中は暑くとも朝夕は涼しくなってきたように感じます。また、空を見上げると空気の流れも徐々に変わってきているようで高く澄んだ秋らしい空を見かけることも多くなってきました。今年の秋の訪れは思ったより早いかもしれませんね。

さて、この季節の楽しみといえばやはりモミジを代表とする紅葉の類。長野公園では園内各地区で様々な種類の紅葉を楽しめますが、モミジといえば奥河内もみじ公園(延命寺地区)が有名です。当地区では毎年11月上旬から下旬にかけてモミジが見どころを迎え、色鮮やかな風景が楽しめます。また涼しくなるこの時分はハイキングが最適であり、散策がてらに紅葉などを満喫できるほか緑豊かな自然の中で澄んだ空気を体感できます。実は当地区のモミジの紅葉が最も映える時間帯は朝方。特に早朝、肌寒さが少しネックですが、朝陽に照らされて赤や黄色に輝く様子は一見の価値ありです。

紅葉のほかに秋の楽しみといえば鳴く虫。後の記事で詳しく紹介しますが、この秋の季節、長野公園各所では様々な鳴く虫の声も堪能できます。秋が深まっていくこれからの季節。紅葉を鑑賞するついでに鳴く虫たちの声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

長野公園新聞 2017秋号

延命寺地区の紅葉

長野公園新聞 2017秋号

延命寺地区の紅葉

長野公園新聞 2017秋号

秋の草花 ヒガンバナ

長野公園新聞 2017秋号

秋の草花 セトウチホトトギス

長野公園で見られる生き物

長野公園新聞 2017秋号
長野公園新聞 2017秋号

モズ Lanius bucephalus

全長20cm前後のモズ類。国内では北海道・本州・四国・九州にかけて分布し、平地から低山地の林縁部や河川敷、農耕地などに生息し、街中の公園にも飛来する。全体的に褐色で翼は灰色を帯びた褐色、胸から腹部にかけてのウロコ模様(雌や幼鳥で顕著)、眼の後ろにある過眼線(雄は黒色で顕著)が特徴。小型の猛禽と呼ばれ、肉食性が強く、昆虫や両生爬虫類、魚類を捕食するほかスズメなどの小鳥や小型の哺乳類も襲う。捕らえた獲物を枝や有刺鉄線などに突き刺しておく習性があり、「モズのはやにえ」と呼ばれる。主に秋に「キイーキィキィ・・・」と鳴き、「モズの高鳴き」と呼ばれる。また、漢字で「百舌鳥」と読まれるように他の鳥の鳴き声を真似ることができる。

長野公園では全地区で生息を確認し、園内では年中見ることができ、繁殖も行っている。写真は奥河内もみじ公園(延命寺地区)で撮影した雌(左)とモズのはやにえ(右)。

 

長野公園で秋の鳴く虫を探そう!!

これから移り行く秋の季節。秋といえば冒頭でご紹介した紅葉が有名ですが、虫好きの私としてはやはり秋の鳴く虫を紹介せずにはいられません。鳴く虫とは?というと夏のセミのイメージが強いですが、鳴く虫といっても様々な昆虫がいます。セミ、バッタ、キリギリス、コオロギなど一般的な鳴く虫のほか例外的に発音する昆虫も含めれば比較的多いかもしれません。これらの鳴く虫は私たち日本人と馴染みが深く、古くから和歌や俳句、文学に取り入れられるなど季節を感じさせる風物詩として人々の想像を掻き立ててきました。もっとも現代社会においてはこれらの鳴く虫を扱う文化は消えつつありますが、その美しい声を聴く度に季節の訪れを感じたり、心が癒されるなど鳴く虫の声を意識することが私たちの心に本能的に根付いているのかもしれません。

ここでは秋の鳴く虫としてキリギリスやコオロギなど特に秋によく見られる昆虫を紹介したいと思います。

鳴く虫の代表といえばキリギリスの仲間。長野公園内では各地区で見られますが、なぜかトイレにいることが多いです。ここでよく見られるのがヤブキリやハヤシノウマオイといった種類。ヤブキリは初夏から初秋にかけて見られる樹上性のキリギリスで木の上で「シリリリ・・・」と大きな声で鳴いています。ハヤシノウマオイは有名な唱歌「虫の声」にも登場する昆虫で「スイーッチョンスイーッチョン・・・」と綺麗な声で鳴き、楽しませてくれます。2種とも肉食性が強く、そのため夜間虫が集まるトイレに多いのかもしれません。そのほか日中には「ギース ッチョン」の鳴き声で有名なキリギリスも多く生息しています。一方、コオロギの仲間では「コロコロリー」で有名なエンマコオロギのほか、「チッチッチッ・・・」と高い鉦を叩くような音に聞こえる「カネタタキ」やモグラのように地面を掘り進み、「ビー・・・」と土中で鳴くケラなどが生息しています。自然豊かな長野公園にはほかにもたくさんの種類の鳴く虫が生息しており、秋の夜長を賑わせてくれます。

暗い夜の探索は少々危険ですが、夜のお散歩がてらに懐中電灯を持ちながら虫たちの儚い演奏を聴きにいらしてみてはいかがでしょうか。

長野公園新聞 2017秋号

ヤブキリ

長野公園新聞 2017秋号

カネタタキ

長野公園新聞 2017秋号

ハヤシノウマオイ

長野公園新聞 2017秋号

ケラ

 

危険生物に気をつけよう!!

秋が深まり涼しくなるこれからの季節。ハイキングなどで山に出向かれる機会も多いかと思いますが、山など自然豊かな場所には危険な生き物たちも数多く生息しています。そこで長野公園でも見られる危険生物について少し役に立つ知識をご紹介したいと思います。

山の危険な生物と聞いてまず思い浮かべるのがハチ。そして、ハチの中でも特に危険なのがスズメバチの仲間です。毎年、この季節になると多くの刺傷被害が発生しています。そんなスズメバチの被害を予防する方法としてまず慌てず行動することです。そして、ハチの動きをよく見ながらカチカチという音が聞こえないか確認します。この音はハチの威嚇であり、このタイミングで素早く退散しないと攻撃を受けることになります。また、ハチは黒い物に執着して刺してきたり、匂いのするものに敏感な習性があるため黒い服装をさけて帽子を必ず着用し、香水や整髪料などを身に着けないことが重要です。万が一刺されてしまった場合の対処法として患部をすぐに水で洗い流した後、爪やポイズンリムーバーで毒液を絞り出し、患部を濡れたタオルなどで保護します。症状が重い場合はすぐに病院に向かいます。この時、どんなハチに刺されたかを説明できると処置がスムーズになります。

もう一つハチと並んで危険な生き物はヘビです。本土で見られる毒ヘビはニホンマムシとヤマカガシの2種類です。ニホンマムシは特に秋に咬傷被害が多く、毎年死亡事故も発生しています。被害の発生場所としては稲刈りや草刈りの時が多いですが、藪や草むらに入った際に踏んづけて咬まれることもあるので注意が必要です。一方、ヤマカガシは最近、小学生が咬まれる被害で話題になりましたが、攻撃性は低く基本的に触らない限り咬まれることはありません。そのため種類のわからないヘビは決して手を触れないことが重要です。

万が一咬まれた場合の対処法としては基本的にハチと同様ですが、毒によって出血が激しくなる場合はタオルなどで軽く縛って止血します。そして、すぐさま病院で治療を受けます。この時、やはりどの種類のヘビに咬まれたかを知っていることが重要です。これは血清治療などその後の治療に影響を及ぼすのでできる限り詳しく情報を伝えることが必要です。

今回、山で出会う危険生物としてハチとヘビについて紹介しましたが、ほかにもマダニや毒のある昆虫、それと長野公園にはいないですがクマなど数多くの危険生物が生息しています。これらの生き物に対する予防法は状況によって変わってきますが、一番大切なのは危険な生き物はいるということを常に意識して行動することです。また、普段からこれらの生き物に対して正しい知識や情報を得ておくことが日々の安全確保につながってきます。

長野公園新聞 2017秋号

オオスズメバチ

長野公園新聞 2017夏号

キイロスズメバチ

長野公園新聞 2017夏号

ニホンマムシ

長野公園新聞 2017夏号

ヤマカガシ