長野公園新聞 2019冬号(長野公園新聞記事内容ご紹介)


長野公園

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長野公園新聞 2019冬号(長野公園新聞記事内容ご紹介)

  • 2019年12月16日(月) 16:10 JST

長野公園新聞 2019冬号(長野公園新聞記事内容ご紹介)

立秋を過ぎ、暑さのピークは過ぎ去りましたが、日差しの暑い日は続きます。し今年も冬がやってきました。気づけばクリスマスシーズンやお正月の準備が始まっており、一年が過ぎるのは早いものだなぁと感じます。最近、すっかり朝晩が冷え込むようになりましたが、今年も全国的な暖冬が予想されており、日中はぽかぽか日和になるところもあるみたいです。一方で寒波による低温が続く日もあり、寒暖差で体調を崩す可能性もあるのでインフルエンザともどもご注意ください。

さて、冬は春のサクラや初夏のアジサイ、秋の紅葉といったような見どころは少ないですが、緑豊かな長野公園では森林浴を兼ねたハイキングやバードウォッチングが楽しめます。特に緑と野鳥の多い奥河内もみじ公園(延命寺地区)や日帰りキャンプなどのアウトドアが気軽に楽しめる奥河内天野キャンプの森(天野山地区)がおすすめです。

また、冬の空は空気が澄んでおり、星もきれいに見えるので園内で天体観察などもよいかもしれませんね。

 

 

冬季に長野公園で見られる生き物

長野公園新聞 2019冬号

ヒメウズ
奥河内さくら公園など

長野公園新聞 2019冬号

ハイイロゲンゴロウ
奥河内もみじ公園など

長野公園新聞 2019冬号

オシドリ
奥河内楠公の郷など

 

 

長野公園のご近所さんにクローズアップ!!

サポートセンターレオさん

長野公園近隣の地域でご活躍されていらっしゃる方をご紹介♪
長野公園がある河内長野市のコト、ヒト、モノ。いっぱい知ろ!河内長野を楽しも!好きになろう!

長野公園新聞 2019冬号

今回ご紹介するのは、奥河内さくら公園(長野地区)の近くの向野町にある就労継続支援B型作業所「サポートセンターレオ」さん。

 

障がい者継続支援B型って?
障害や難病のある方のうち、年齢や体力などの理由から、企業等で雇用契約を結んで働くことが困難な方が、比較的簡単な軽作業などの就労訓練を行うことができる福祉サービスです。

サポートセンターレオさんでは、障がい者の自立と社会参加を促進するため、ノーマライゼーションの理念に基づき、障害のある人が障害のない人と同等に生活し、市民として誰もが住み慣れた地域で共に暮らし、働くことができる、「地域福祉の実現」を目指し、就労支援・生活支援を行い、社会に適応できる人材の育成に努められています。

長野公園の延命寺地区(奥河内もみじ公園)は、紅葉の人気スポットとして南大阪でも有名です。

毎年、当公園が実施している利用者アンケート調査の結果、周辺にカフェなどが少ない延命寺地区での、人が賑わう紅葉時期の珈琲販売をご希望されるお声を多くいただきました。

そこで、この秋、サポートセンターレオさんのご協力のもと、紅葉時期の延命寺地区にて「紅葉de 珈琲」イベントとして、珈琲販売を実施させていただきました。このコラボは、今年からの初の試みとして実施し、「訓練生に販売する場に来てもらって実施することもできますが、それだと訓練生に『仕事をする』という意味を教えることができないと考えました。そのため、今年は指導員である自分たちがこの取り組みをしっかり理解することから始めたいと考えています」とのことで、今回は、レオさんの指導員のお二方で販売を実施してくれました。

サポートセンターレオさんの施設外での就労訓練として、地域との交流の場に繋げていけるように、今後も長野公園でのこの活動を続けていきたいと考えております。

長野公園新聞 2019冬号 長野公園新聞 2019冬号

【サポートセンター レオ】
大阪府河内長野市向野町302-1
(TEL)0721-50-1300 (FAX)0721-50-1301

 

 

河内長野ふくろうの森プロジェクト近報

当公園のボランティア団体であり、当公園が事務局をつとめる河内長野ふくろうの森プロジェクトについて近況をご報告します。

2014年度から河内長野に生息するフクロウを里山生態系のシンボル種として市内の生物多様性保全を推進していくことを目的としてスタートした当プロジェクトですが、今年で5 年目を迎えました。紆余曲折ありましたが、現在設置した巣箱数は30個弱と増え、利用数も増えました。 その間、ムササビによる巣箱の乗っ取りもあったため、ムササビ専用の巣箱も設置し、フクロウと同数程度の巣箱が当公園も含めた市内各地に設置されています。ムササビについては昨年度実施した分布調査をもとに当プロジェクトの代表団体である特定非営利活動法人日本バードレスキュー協会さんから資料論文として報告されています。

一方で、近年は市内で爆発的に増加しつつある外来種のアライグマによる利用が目立つようになってきており、過去にはフクロウの雛が捕食される事件もありました。園内に設置したフクロウの巣箱にもアライグマが在巣していることが明らかになり、フクロウやムササビへの影響を最小限にするための対策を講じている最中ですが、生息個体数の多さゆえに効果があるのかは不明です。

さて、2019年度における園内でのフクロウの繁殖結果ですが、残念ながら今年度は繁殖しませんでした。その大きな理由がムササビによる巣箱の乗っ取りで、逆にムササビの繁殖が園内のほとんどで確認できるなど令和初はムササビの年でした。ともに希少な動物ですが、フクロウへの影響を少なくするためにムササビの巣箱をもっと設置しようかと検討中です。秋が深まる今後再びフクロウの繁殖期が巡ってきますので次年度は繁殖してもらえるように古くなった巣箱の交換やメンテナンスなどしながら準備していきたいと思います。

また、今後はムササビの観察会などを含んだイベントも考えていきたいと思いますので引き続き当プロジェクトの活動をお見守りください。

長野公園新聞 2019冬号

丸山地区 巣箱
アライグマが入っていました。

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河合寺地区 巣箱
ムササビが子どもを育てていました。

長野公園新聞 2019冬号

市内 別の巣箱
巣立ち直前のフクロウの雛

 

 

長野公園で見られる生き物

ニホンノウサギ(Lepus brachyurus)

ニホンノウサギ(Lepus brachyurus)

全長45~50cm 前後のウサギ科の哺乳類。日本固有種で北海道と南西諸島を除く本州~九州と一部離島に分布し、平地から高地の森林や草原に生息する。市街地にはあまりいないが、緑が豊かな公園などの緑地で見られることもある。全体的に薄い赤褐色~茶褐色で典型的なウサギの耳とやや長い後ろ脚が特徴。積雪地帯では冬季に体毛が全体的に白っぽくなる地域もある。主に夜行性で夜間餌などを求めて活発に動き回る。食植性で植物の葉や芽などを食べる。かつては作物を荒らす害獣とされたこともあったが、近年は開発などの影響もあって生息地各地で減少傾向にあるとされる。長野公園では全地区で生息を確認し、夜行性のため園内では普段姿は見えないが、朝方の巡回中に目撃することがあるほか、足跡や糞は多く観察できる。写真は奥河内天野キャンプの森(天野山地区)周辺の道路で撮影した個体。車のライトに驚いて硬直し、轢かれることもある。

 

 

長野公園のイベント情報

冬の長野公園で越冬昆虫を探そう

長野公園の虫博士と一緒に園内で越冬する昆虫たちを探して観察します。

  • 日時:2020年2月2日(日)9:30~11:30 荒天中止(少雨決行)
  • 料金:無料
  • 対象:小学生以上(低学年は保護者同伴)
  • 申込:電話にて受付(1月7日~31日まで)
  • 集合:奥河内さくら公園(長野地区)
  • 持ち物:汚れてもよい服装・軍手・飲み物・白か透明の傘(あれば)

 

 

長野公園スタッフコラム

長野公園新聞 2019冬号(長野公園新聞記事内容ご紹介)

11月23日(土)に長野公園(奥河内さくら公園・長野地区)と河内長野駅前エリアで開催した「奥河内.meフェスティバル」では、たくさんのご来場をありがとうございました。次回は来春! 2020年4月4日(土)に開催を予定しております。

そして、春と言えば桜! 夜桜ライトアップ「長野公園さくらと光の回廊」を来春も開催します。今年度に引き続き、プロジェクションマッピングの実施や、竹灯篭・和傘を使用したライトアップなど計画中です。ぜひ遊びに来てくださいね^^ また詳細については長野公園新聞・春号でも告知させていただきますね。