「石川自然クラブ」石川の希少種を守る!自然ボランティアレポート(12/8)
- 2022年12月12日(月) 13:32 JST
- 日時:2022年12月8日(木)13:00〜15:30
- 参加者:計5名(大人4、スタッフ1)
- 場所:自然ゾーンB地区
- テーマ:タコノアシ自生地のかくらん作業
今回は初めてタコノアシ自生地のかく乱作業にチャレンジしました。10/29の植物観察会の際、タコノアシが他のツル植物(ゴキヅル、ミゾソバ等)や多年草(セイタカアワダチソウ等)に覆われて倒れている状態だったため、それを改善できないかとの試みです。
まずは流水路への開口部(下流側)から順番に、湿地表面を覆っているマット状の枯草(厚さ10〜20cm)を、鎌やクワでとりのぞいて下の泥地が見えるようにすることから作業をはじめました。
その後は、湿地の端を水が流れるよう、上流の進入路に向けて溝状にかく乱を行い、タコノアシ群落の周囲もできるだけ草を取り除きました。枯草に埋もれてもタコノアシが絶えることはないと思いますが、やはり観察しやすいよう、最初の発見時のようなタコノアシが倒れていない状況を維持したいと考えています。
今回の作業でどの程度の効果があるか来年春に確かめて、また改善点を試行錯誤していきます。