Family Nature Program 2023ため池の水抜き観察会②レポート
- 2023年11月19日(日) 16:26 JST
- 日時:令和5年10月28日(土)9:30~11:00
- 場所:管理事務所、修景池
- 参加者:8組23名(大人9、子ども14)+ボランティア3名、公園職員3名
- テーマ:生きもののとり方、見つかった生きものの解説など

今シーズン最後の魚とり観察会は修景池の池干しでした。10月に入りようやく暑かった夏が終わったと感じたかと思えば、ぐっと気温が下がって一気に季節が進んだように感じました。それに伴ってか大きなザリガニは普段の池干しより少なかったように感じました。


本イベント早い段階でキャンセル待ちまで埋まっていて、申し込まれた方はとても楽しみにしてされていたようでした。その一方でいざ池に入るよ、という段階では泥に足を踏み入れるのをためらう等の様子を見ていると、感染症対策の余波で泥んこ遊びやプールなどの体験活動が減ったことが背景にあるのかなと感じました。それでも他の子が立派なザリガニを捕まえているのを見て、「あっちの方いってみる!」と池の奥へ踏み出していく場面もありました。


一時間ほどの活動の中で捕まえられたザリガニは約298匹でした。大きなザリガニが例年より少なく、その分モツゴやヌマエビがとてもたくさん見つかりました。低密度管理の効果によるものであれば喜ばしい結果かと思います。

外来種という言葉やハサミを掲げる姿に「怖い」という印象を持たれているザリガニですが、それでもザリガニを知らない子がいないほど知名度があって、子どもたちが興味を持つきっかけとしては充分なインパクトがあります。身の回りの自然や生きものとの付き合い方を考えていく上で、子ども達の遊び相手であり、問題提起の題材として取り上げていきたいと思います。
観察できた生き物:アメリカザリガニ、スジエビ、ドジョウ、ヌマエビ、モツゴ







