Family Nature Program 2024 ため池の水抜き観察会1レポート
- 2024年5月27日(月) 13:39 JST
- 日時:令和6年5月25日(土)9:30~11:00
- 場所:管理事務所、修景池
- 参加者:10組25名(大人10、子ども15)+ボランティア2名、公園職員3名
- テーマ:生きもののとり方、見つかった生きものの解説など
カラッと晴れた天気で暑さも感じる中、池干しの観察会を行いました。このイベントはリピーターや、これまでに定員オーバーで参加できなかった方なども待ち望んでおられ、今年は4月1日の受け付け開始から、わずか4日で定員が埋まってしまうほどの勢いでした。
観察会の初めに、なんで池の水を抜いて生き物を捕まえるのかと言う事を話しました。「アメリカザリガニがたくさん増えると周りの生き物を食べつくしてしまい、小魚やトンボのヤゴが増えられなくなるので、出来るだけザリガニを減らし他の生物が生育しやすい環境になるようバランスを整える(=低密度管理)ことを目指す」という話をしました。
参加した子どもさんの中には序盤泥が付くのをためらっている子もいましたが、親御さんから今日は汚してもいいよと言ってもらうと、安心して池に入っていきました。小さい子もいましたが皆さん泥に足を取られながらも楽しんで生き物掴みをされていました。
一時間ほどの活動で捕まえられたザリガニを数えてみると…なんと1143匹でした。年を越した大きなザリガニはちらほら程度で、2〜4cmの小さな個体が大半を占めていました。今回はドジョウの成魚が3匹とモツゴやスジエビがたくさん見つかりました。これからの夏場に増えてくれることを願います。
観察できた生き物
アメリカザリガニ、スジエビ、ヌマエビ、ドジョウ、モツゴ、ツチガエル