Family Nature Program 2025ため池の水抜き観察会② レポート(10月25日)

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石川河川公園

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Family Nature Program 2025ため池の水抜き観察会② レポート(10月25日)

  • 2025年10月27日(月) 15:47 JST
  • 日時:令和7年10月25日(土)9:30〜11:00
  • 参加者:7組23名(大人11、子ども12)+ボランティア1名、公園職員2名
  • 場所:管理事務所、修景池
  • テーマ:生きもののとり方、見つかった生きものの解説など

長かった夏が終わったかと思えば、あっという間に朝晩は寒く感じる気候になり、秋のため池観察会の日程を迎えました。運動会などの予定と重なって来られなかった参加者もいましたが、近隣市町村だけでなく大阪市内や堺市からも多数の参加がありました。

大阪市内や堺市からも多数の参加

池の泥の中に踏み込んで行く子もいれば、桟橋から網を伸ばしてみたりしていました

観察会の冒頭で、このイベントではなぜ池の水を抜いて生き物を捕まえるのかと言う事を話しました。「アメリカザリガニがたくさん増えると周りの生き物を食べつくしてしまい、小魚やヤゴ(トンボの幼虫)のような生きものが少なくなってしまうので、出来るだけザリガニを減らして他の生物が生育しやすい環境になるようバランスを整える(=低密度管理)ことを目指している」という話をしました。

見えている生き物を目指して徐々に池の中へ入っていきました

説明に聞き入る参加者のみなさん

生き物探しがスタートすると勢い良く池の泥の中に踏み込んで行く子もいましたが、大半の子は汚れるのをためらったり、桟橋から網を伸ばしてみたりしていましたが、見えている生き物を目指して徐々に池の中へ入っていきました。後半は子どもも大人も泥んこになっていました。

モツゴ

1582匹もの捕獲したザリガニ

5月の実施時にはわずか41匹しか見つからなかったザリガニでしたが、今回約1時間で捕獲したザリガニの数は、なんと1582匹でした。やはり夏の間に増えていたようで、5cmほどの中型サイズが非常に多かったです。ザリガニ以外ではコイの幼魚やドジョウ、多数のモツゴ、ヌマエビなども見つかりました。

観察できた生き物

アメリカザリガニ、スクミリンゴガイ、スジエビ、ドジョウ、ヌマエビ、モツゴ