長野公園新聞 2019夏号(長野公園新聞記事内容ご紹介)
- 2019年6月11日(火) 14:52 JST
新しい元号がスタートしていよいよ最初の夏到来。暦の上では初夏ですが、晴天時の日中は30℃前後まで上昇するなど気温的には十分夏といえます。ただ、今夏は冷夏になる可能性があり、6月は雨が少なく7月以降に雨が多い傾向にあるそうで、急な豪雨などには注意が必要みたいです。合わせてジメジメした梅雨ももうすぐやってきますが、気持ちだけはカラっといきたいものですね。また、夏は食中毒が流行る季節でもありますのでお気をつけください。
さて、これからはじまる梅雨の季節の見どころはやはりアジサイ。アジサイは日本原産の植物で初夏から仲夏(5~7月)にかけて咲く植物です。青や紫、白などさまざまな色が楽しめるアジサイですが、普段私たちがアジサイの花だと思っているのは実は装飾花という萼であり、本物の花は装飾花の中央部にあり、小さいですがちゃんと花を咲かせています。一見、花のように見えるこの装飾花は受粉のため昆虫に目をひいてもらうために発達したといわれており、いわばおとり花です。公園などで植栽されているアジサイの仲間では通常、ガクアジサイ型とアジサイ型がありますが、実はガクアジサイこそ原種のアジサイであり、所謂アジサイは本種の変種・品種という説があります。アジサイにもさまざまな変種・品種があり、見分けるのは難しい場合もありますが、花や葉、咲き方などが微妙に異なる場合もあるのでアジサイ鑑賞の際にはそういう視点から見るのも面白いかもしれません。長野公園ではだいたい6月上旬頃から咲き始め、7月中旬ぐらいまで楽しむことができます。天気の鬱陶しい梅雨の季節、ボリューム感のあるアジサイが楽しめる奥河内あじさい公園(河合寺地区)と種類豊富な奥河内さくら公園(長野地区)でアジサイ鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。
夏季に長野公園で見られる生き物

ヤマユリ
奥河内もみじ公園など

オオルリ
奥河内あじさい公園など

ミンミンゼミ
奥河内さくら公園など